AIで楽曲を楽器やボーカルに分離する





「うぁあぁあぁぁぁぁぁあああぁぁあっ!!!」

悲鳴とも 獣の雄叫びともつかぬ"音"が寝室から上がる。

俺は 寝室へと大急ぎで駆けて行った。



閉まっていたドアを勢いよく開ける。

ばたんという大きな音に 中から鋭く息を吸う音がした。

寝台の上で先ほどまで寝ていたはずの少女は そこには居なかった。

すばやく見渡すと部屋の隅に小さなその姿があった。

「どうしたんだ?」

そう言って一歩中に踏み込む。

びくり と。

両の手で耳を塞ぎ 大きく目を見開いたその顔にあるのは


“恐怖” と “拒絶”


その顔を見て ぴたりと動きを止める。

いや 止めたのではなく 動けなかった。

何が彼女をそこまで追い詰めたのか

そんな事はわからなかった。

ただ 今の俺に出来ることはないと

そう 漠然と思った。

「ここは 開けとくからな。」

声をかけて立ち去る。

少女の表情は変わらない。



しばらく時間がたった。

寝室からは何の音もしない。

また寝てしまったのだろうか。

かすかに 衣擦れの音がした。

扉に目を向けると 半分隠れるように立っていた少女と目があう。

「ちょっと待った。」

目が合った途端また隠れようとした少女に声をかける。

「別に何もしないよ だから でておいで」

両手を挙げて何もないと言う事を示す。

「・・・・・・・」

警戒した表情だが それでも少しだけこちらに出てきてくれた。

おいでおいでと手を振ってみる。

また少しだけ近寄ってくれた。

立ち上がる。

びくりと少し飛び退くと 小さく唸り声を上げている。

子犬が唸っているようなものなので まったくもって威嚇にもなっていないのだが。

そのままキッチンへ行き軽く牛乳を温めると それを少女に差し出した。

ぐるぐると まだ唸っているので目の前で一口飲んで見せる。

「ほら 何も入ってないから ね。」

にっこり笑って差し出してみる。

まだ 警戒して唸ったままだ。

ことりとテーブルに置くと少し離れて立ってみる。

俺とカップとを交互に見る。

もう一度ちらりと俺の顔を見ると 恐る恐るといった様子でカップを手に取る。

こうして明るいところで見ると 思ったより幼くはなかったようだ。

ゆっくりとカップに口をつける。

固唾を飲んで見守る俺。

こくり。 ・・・・・ごくごくごくごくごくごくごくごく

勢いよく飲み干すと ぷはぁ と軽く息をはいてカップを離す。

「・・・ぷっ・・・」

思わずふきだしてしまった。

少女がきょとんとした表情でこちらを見返す。

「・・・・・・・・ 煤I!」

思い出したように再びぐるぐると唸りだしても 少し遅い。

少し抜けたその姿にがあまりにも可愛らしく 笑いが止まらなくなってしまった。

少女が心外だとばかりに鼻を鳴らす。

どうやら 少しは懐いてくれたようだ。

横柄な態度で こちらに空になったカップを突き出す。

「・・・・」

「・・・・」

無言で見つめあうことしばし。

少女は何も言わず ただカップをこちらに突き出している。

「・・・もしかして おかわり?」

こくりと大きく頷いてみせる。

「くっ・・・ ああ わかったよ。 まだあるから好きなだけ飲みな?」

小さく笑いながらもキッチンに向かう。

少女が後ろでまた小さく鼻を鳴らした。

そういえばまだ名前をきいてなかったなと キッチンから少女のほうを見る。

少女は物珍しそうに辺をきょろきょろと見回していた。

「名前は?」

少し驚いたような顔でこちらを振り返る。

「な・ま・え。 お前 名前は?」

「他人に名前を尋ねるときは まずは自分から名乗るべきだ。」

軽く胸を張りえらそうにいう。

“懐いた” というよりは “自分より下” と思われてしまっていたようだ。

「俺は真達。 それで お前は?」

とりあえず自分の名を名乗り もう一度聞き返した。

少女は軽く首をかしげると ぶっきらぼうに答えた。


「ソウ」











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