終わることで、始まる物語もある...
第零章 『 』
とても長い夢を見ていた気がする。
とても優しい夢を見ていた気がする。
とても楽しい夢を見ていた気がする。
とても騒がしい夢を見ていた気がする。
とても懐かしい夢を見ていた気がする。
とても素敵な夢を見ていた気がする。
とても悲しい夢を見ていた気がする。
とても、
そう・・・
とても短い・・・
「夢」を、見ていた気がする・・・
目が覚める。
目を開ける。
見慣れた部屋。
見慣れた世界。
今日もニセモノの日が昇る。
今日もニセモノの空が広がる。
とても大切な物を無くした気がする。
とても大切な場所を無くした気がする。
行きたい場所がある。
でも、行き方がわからない。
見失ってしまった。
本物の「空」は見失ってしまった。
あの道はどこにあるのか。
あの場所はどこにあるのか。
夢が現実なのか、現実が夢なのか。
夢も現実もない。
あるのは無機質で、それでいてとても残酷な「今」という時。
楽園 をおいだされた穢れた罪人 はもう戻ることは出来ない。
そう、ここは『East of Eden 』。
† 01_the
Tower of Babel...→
† 00_Afterword...→